ボカロコンピCD01最終(DDP吐き出し)

まず最初に・・・
今回はガチな内容でクソ長いぞ!と。

 

CDが出来るまでの最後の工程を何となくでも理解してもらえたなら少しは今後の制作の肥やしになるかな?

ってワタシには珍しい奇跡的善意と、

なんでワタシが最近入稿形式をDDPに切り替えたのかを書いていく感じね。
内容は完全に商業を意識したクリエイター向けなんでわからない人は読むだけ無駄かなと。

ってな感じで今回のボカロコンピCDの最後のまとめを書いて行こうかなと。

 

まずはなんで急にDDPにしだしたかと言うと、

太陽誘電のマスター用CDR↓↓が手に入らなくなったから。

これが一番の理由ね。

プレミア価格ならまだ手には入るし、

何よりワタシ個人は仕事で使うので在庫はまだあるけど・・・

在庫は使えばいつか尽きるしプレミア価格は商業においては原価率に直結なんで、

早い段階から問題の根本を解決する必要があると。

 

三菱のマスター用CDR↓↓もあるんだけど・・・

個人的には少し使い勝手が悪いのと音質の問題で選択肢から外すことに。

(このCDRでマスターを作る場合書き込むドライブが×10以下に出来ない場合は高確率で謎の円盤が出来るので注意ね)

ここで重要なのは音質なんだけど、

これは善し悪しの話ではなく言うなればチューニング的な話。

マスタリングで重要なのはAD/DAで、

マスターCDRに書き込んだものを工場で読み込んでDDPにしてプレス!となるので、

マスターは一種のAD/DAと考えるのが普通。

なので古い人はマスターの音質変化も考慮してマスタリングをすると。

なのでメディアが変わり音作りが変わるなら最初からそれを無視してDDPで完結させたほうがQC的に有利!

との判断で今に至ると。

(安物のI/Oで満足してAD/DAの重要性が理解出来ないよ〜な奴は、

まだこの記事を理解出来るレベルでは無いので耳鍛えて出直して来い!と)

 

DDPは完全な業務用形式なんで、

知識の無い素人が真似してやって謎の円盤が大量に出来てもワタシは知ったことではないので注意、

何度も言うけど嘘や間違いは書いてないけどコレ見て真似してDDPファイルで入稿しました!

作成したDDPファイルがダメで大金かけて謎の円盤が出来ました!となっても、

ワタシは指差して爆笑することはあっても同情もしなければ何の責任も感じないので。

(基本DDPで入稿の場合は業者はチェックしないものだと考えるべき)

 

 

■本編最初はDDPファイルとPQシートの話。

まずはWaveLab9Proでマスタリングをしてその後DDPフファイルに変換していくと。

(WaveLabは8までは情報が出ていても最新の9はあんま出てこないので、

後輩のエンジニアや9の使い方わからない人用に今回は丁寧に書いてきます)

 

この時点でマスタリングの作業自体は終了していてここからは変換のお話ね。

 

まずCD→機能→詳細設定を。

 

詳細タブで細かい設定をしていきます。

 

上の赤丸は曲と曲との間を設定可能。

CDRにライティングソフトで書き込んだ場合曲間の細かい調整が出来ない場合も。

プロのCDでまったく音切れ無しでシームレスに曲が繋がるのはこの設定のおかげね。

 

※ちなみにこの曲間の調整が今までの仕事で一番威力を発揮したのは経験上ドラマCDかな。

チャプター設定が物凄く細かく出来る。

やっぱ商業のドラマCDはここらへんの”間”解釈や調整がアマと違いシビアね。

 

 

下の赤丸はISRCコード。

International Standard Recording Codeの事で、

まぁここは流通とか商業に関係してくるので必要な人は取得して自分で入れてね!って感じかな。

(Audioマスターで納品した場合プレス業者が取得して入れてくれる場合もあり)

 

詳細設定が終わったらCD→機能→CDの適合性を確認をチェック。

 

問題が無ければCDの合計再生時間が表示されて確認作業は終了。

エラーがある場合ほここで表示されるので修正すると。

 

この時点でDDPファイルの”作成”は完了なんで、

次はPQシートの作成をしていく。

 

 

■PQシート作成。

CD→機能→オーディオCDのレポート作成を。

 

詳細設定は基本このまま↓↓でOK。

重要なのは下の出力ファイル形式をAdobeのPDFにする事。

(まぁ昔ながらにHTMLで吐いてテキストで・・・でもOKなんだけどね)

出力先を選択してファイル名をCDの品番にして吐き出すと。

 

吐き出して出来たPDFの中身がコレ↓。

まぁ工場に出すデータシートね。

これはちゃんとしたマスタリング工程を通って無いと、

今までプレスでCD出してきたけどの見たこと無いって人も多いかなと。

経験上PQシートの話をして通じる人は商業経験者が多い。

 

で、

最後はDDPファイル吐き出しと。

 

 

■DDPファイル吐き出し。

CD→機能→オーディオCDまたはDDP書き込みを選択。

 

 

ドライブのタブでDDPイメージを選択して保存場所を指定する。

 

OKを押したらDDPの吐き出しが開始されると。

 

で、

出来上がったDDPファイルはこんな感じと。

IMAGE.DATってDATファイルがDDPファイルね。

基本的にはこれをプレス業者に入稿すればOK。

まぁその前に作成したDDPファイルの確認を。

 

 

■DDPイメージ確認。

ファイル→読み込み→DDP→作成した保存先フォルダで作成したDDPを読み込むと。

 

読み込むときはDDPチェックサムを検査にチェック入れるの忘れずに。

 

取り込みが終わるとこんな感じに。

これで再生確認して問題があれば修正してまた吐き出し、

何も問題無ければこのDDPファイルを業者に納品して終了。

 

これがWaveLab9Proを使ったDDP吐き出しのやり方ね。

 

まぁ普通はDDP吐き出しは商業以外ではまずやらないと思うけど、

(専門性が高いことと万一の失敗リスク的に)

やるやら無いは別としてとりあえず流れを知っておくのは良い事と思うので書いてみた。

 

DDPファイル自体はフリーのソフトで再生や確認は出来るので、

マスタリング後にDDPで吐いてもらいそのままFTP入稿!ってのもありかなと。

DDPのメリットの1つはAudioマスターと違いはWeb入稿可能なところなんで、

納期に追われてマスターを郵送ではギリギリ間に合わない!なんて時に助けになる事もね。

(まぁそんなギリギリのクソスケージュール組むトコは入稿以前に終わってる気もするがね・・・)

ちなみに個人的に最大のメリットはメディアの違いや個体差によるデータエラーの可能性の排除。

DDPは完全なデータなんで焼きミスとかは無縁なんでね。

 

って感じでもしDDPの変換希望がある人は連絡くれればやりますんで。

(あくまで変換だけなんでタダでOKだけど最終確認は自分で責任もってやってね)

 

 

By,Otoya


マスタリングしてきますか・・・(8)

曲順にOKが出たのでとりあえず曲間の調整を。

この作業はなんかWaveLabをよりCubaseのほうが個人的に楽な気がするのでCubaseで。

(なんでだろ?)

こんな感じで全曲並べて聴きながら微調整して数値で書いていくと。

それを元にWaveLabで作業ね。

 

ってな感じでWaveLabに取り込みと。

 

WaveLabと言うマスタリング専用ソフトでDDPファイルを作っていくと。

全曲取り込むとこんな感じね。

わかりやすく曲ごとに数字を書いておいた。

(汚いけど・・・)

これがCD1枚分の長さになるのでここから曲間調整をしてくと。

現在はステレオ形式なので〜

個別で調整しやすいMSに置き換えておくと。

 

変換したファイルはこんな感じで上の赤丸部分がM成分で紫がS成分。

個別にエフェクトもオートメーションもかけるのでトータルバランスを取るに凄く便利ね。

とくに今回はコンピなんでまぁ〜大変なんですよ・・・笑

 

ウチはコレでやるから!みたいな強権は使いたくないので、

曲の進展があるとちゃんと参加者さに送って確認してもらってるので、

送るためにマスタリングも細かくやっていてほぼほぼOKにはしてあるので、

ここでは最終的なトリートメントとDDP吐き出しがメインかなと。

Mixにはいつでも戻れるのでここから差し替えで出し戻しも可能。

便利だよね〜

 

ここまで出来たら後は数日ひたすら聴くと。

メーター見ながらひたすら聴くと!!!

 

まぁここまで家で作っておけばスタジオにデータ持って行って作業・・・でもいいんだよね。

そのためにスタジオに入れたWaveLabと合わせる為にまたWaveLab買ったわけだし・・・笑

それにやっぱ良いアウトボードを駆使しないマスタリングとか個人的にはありえないんで。

 

 

By,Otoya


マスタリングしていきますか・・・(7)

昨日はゆっくり寝たのでマスタリングの続きを。

 

今回は聞かれたのでサイドブーストについて。

サイドブーストによる音圧UPは、

ザックリ書くとMS処理でサイドだけを取り出して個別処理、

その後同じように個別処理したミッド成分と混ぜてから音圧上げる方法と。

まぁサイドで必要ない帯域を削ったり突いたり、

逆にミッドでは必要ない帯域を削ったり突いた、

で全体のバランスをとって圧を上げるってイメージ?

 

まぁ分かりやすいかは保障しないけど書いてこかなと。

 

まずWaveLabでステレオファイルをMSに分割。

上のオレンジがM(ミッド)成分で下の黄がS(サイド)成分に。

 

こんな感じでサイド成分の音量を上げることも出来るけど・・・

それだけで済ますと位相がおかしくなるのでやりすぎは禁物。

 

 

ミッド成分をミュートしてサイド成分だけを再生しつつサイド成分にのみエフェクトをかけると。

基本サイド成分は中高域中心の音作りを。

まぁ曲によるんだけどこんな感じかね↓

 

で、サイド成分の必要ないローはバッサリカットね。

 

基本的に同じエネルギー量なら人間の耳は中域より高域と低域が小さく聞こえるって特性があるので、

そこを逆手に取って圧を上げていくのでサイド成分では低域は削って高域を上げると。

これは雑な説明だけど、

ベースやキック等の低域楽器は基本中央は位置でMixしてあるものなのでサイド成分には無い!って扱いで切ると。

 

ミッドは逆に中域を上手く出す感じで処理。

その後は前回書いたようにサイド成分が大きくなっては不自然なトコをエンベロ書いて下げると。

だいたい下処理がこんなもんかな〜

で、

この後の段階でMasterRigでトリートメント。

基本的にマスタリングでの音圧UPには安易にマキシマイザーは使わないでマズはEQで!

って気持ちが大切かなと。

 

ここまでがちゃんと出来ていれば最後にマルチバンドマキシマイザーを軽く挿しただけで十分圧は出るかなと。

個人的にはthresholdが-2〜3db以内で済ませればキレイになればOK。

この範囲内で圧出ないならMixに問題ありなんでやり直しかなと。

(↓は−0.5dbね)

ちなみに最後をマルチにしてるのは、

帯域的に何もしないでOKならそのままでOKだし、

帯域ごとに少し上げ下げが必要な場合マルチだとラクだから!である。

 

最近の主流はEQでキレイに揃えてマキシマイザー系を極力使わない!なのかなと。

まぁ安易にマキシマイザーを使うと圧が上がって完成した気になってしまい、

よく聞くとダイナミックスが死んでる・・・があるので注意かなと。

 

まぁそれ以前にマスタリングするならまず機材と電源環境が一番重要なんだけどね。

たま〜に腕があれば機材なんて!とか発狂してる輩がいるけど、

逆だから!

プロの場合は腕や技術はあって当たり前!

その上で良い環境で作業!となるので、

音楽制作において機材のレベルは最終クオリティに直結ってのは覚えておくべきかなと。

 

それと個人的には音楽的な作品はMixまで!

マスタリングはMixの延長では無くあくまで音楽を商品にするための作業!と思ってるので、

個人でマスタリング込みで考えて作品を作ってる人とは根本的にベクトルが違うかなと。

でもまぁこれは商業音楽を経験してる人じゃないと分からないかなと。

 

 

そ〜言えば、

最近は本物しらない子達がヨウツベとかのI/O比較とかで今の安いI/Oでも良い音!とか言っての見るとね・・・

ヨウツベはラウドネス規制もあるしそもそも生の音ではないので比較にすらならないのに、

それに気付かず機材の重要性より安さで選ぶ。

ホントに安い機材で商業用の最高のものが出来るならみんな安いのにするよ!笑

業界だって今はバジェット減らしたいトコ多いんだからね〜

 

雑誌レビューとかでプロの現場でも使える!とか書いてあっても、

実際にプロの現場で見ることは無いと!笑

わかるでしょ?これが真実で現実ね〜

 

まぁ何にしろ知らないというのは哀れな事だなぁ・・・と思う今日この頃。

これがデフレの怖さって奴ですか?汗

もちろん安くても良いものはあるから高い物だから良い!では無いんだけど、

それと同時に"安かろう悪かろう”や”安物買いの銭失い”って言葉の意味も知っておくべきかなと。

なんでも安さ基準!ってのはホント良くないと思うのよね〜

 

 

By,Otoya


マスタリングしていきますか・・・(6)

今日は昼間完成したCDを取りにKANA-Eさんが来てビールくれた、

寝起きすきっ腹にもらったビールをがぶ飲み・・・

とりあえずCD渡して携帯のの修理のために近所のyuさん家へ。

その後昼寝して起きたら・・・

う〜ん
なんかやる気が出ないので調子が悪い??とか思ったけど・・・
少し冷静に考えたらやる気が出ないのはいつもの事なんでまぁ平常運転かなと。

 

処理中の曲で一箇所気になったので修正を。

今回は音圧を出すためにサイドブーストを使ってるけど、

構成的に広げてはならにところがある。

そこのサイド成分だけエンベロープで書くと。

 

こ〜ゆ〜細かいこと忘れると後で痛い目にあうのでしっかりと。

 

懲りずにまたギターを買ってしまったのでそれの調整もしないとな〜

 

 

By,Otoya


マスタリングしていきますか・・・(5)

ボカロCDも発売日決めたんで色々やる事が。

マスタリング以外にも各自CDを何枚割り振るかの確認とかね。

今回の企画は参加者様に各自50枚お渡しするので(通常版/サンプル)の枚数を先に聞いておかないと!

なのである。

なんでも早め×2にかなと。

 

 

さて、

とりあえず色々下準備をしてて確信したのが、

わざわざ手入れる必要無いな!って曲が何曲か。

なのでその完成してる曲は除外でマスタリングが必要な曲から仕上げていこうかなと。

 

とりあえず確定で手を入れないといけないのが、

しあわせの箱 / UMP

Late Show / あんこP

お絵描き帳 / cactus(daisler) 

真夏のラブコネクト / ジョン・ガリP

の4曲。

上の2曲はMixがワタシなのでそもそもマスタリングが終わって無いので圧的に他と比べて足りない。

なので先ほど完成してると判断した曲と整合性が取れるように作業を。

で完成と。

作曲者のOKも頂いたのでクリア。

 

次はお絵描き帳。

これは別段問題があった訳ではないんだけど、

スローバラードだったので他との対比で圧が低すぎたので、

頂いていた2Mixからマスタリングしなおしてバランスを。

コレも作曲者様OKでクリア。

 

次は真夏のラブコネクト。

これは若干割れてしまっていたのと曲終わりのノイズが気になったので、

こちらも頂いていた2Mixからマスタリングしなおし。

これまた作曲者様OKでクリア。

 

う〜ん順調・・・笑

 

 

By,Otoya



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