リバーブあれこれ02
この前書いたリバーブの話の続き。
まずAメロで狭い空間、
よ〜わリバーブ感の無いリバーブを立てて、
サビでは派手目のリバーブにシフトしてく、
またはプラスしていくと。
切り替えではなく足していく場合、
いわゆる多重リバーブになるんだけど、
切り替えてく場合はAメロの空間が減衰していきサビで切り替わるので、
まぁ空間のクロスフェードと前回は書いたワケね。
(これを少し拗らせた後輩に言わせると、
スペースクロスフェード!!
や
ディメンジョンクロスフェード!
になるらしい。
恥ずかしいから人前では言ってはダメだよ!
と優しく釘を刺しておいた。
ちなみに叫び声のイメージは檜山修之さん以外は考えられないのは言うまでもないだろ〜)
まぁサビのリバーブは展開によりフェードかけずに急激に入ったほうがよい場合もあるので、
そこら辺はケースバイケース。
後あまり使われない技みたいだけど、
リバーブの前後に立てるプラグインでリバーブ音の位相を反転させるのも有効な手段。
wet音、
いわゆる空間の音のだけの位相を変えることで、
フェイズアウト効果で消える音が、
逆に音を広げたり邪魔な部分を消してくれたりと、
意外と便利に働いてくれる場合もあるからである。
これはキックとベースの関係とも近くて、
必ず位相を合わせなくても良い結果が出る事はあると。
まぁ"一般的に"って文言の資料はたいてい信用できない!がワタシの経験。
一般的位相は必ず合わせます!と書いてあると、
かたくなにそれを守る人がいるけど、
そ〜じゃねぇんだぞと!
これは後輩に言われて気付いた事だけど、
エンジニアの人は歌とかスグEQで良いポイント突いてるので、
やっぱ頭に入ってるんでしょうねとRecスタジオで言われた。
まぁ確かに頭に各パートの帯域情報は記憶してるけど、
Recしてる段階で録り音を作ってるワケで、
Mixはその録り音を処理するワケだから最初にポイントが見えるのは当たり前。
別に一般的な帯域だからイジるとかではないんだけど、
Rec→Mixってのが流れで理解できないと、
こ〜ゆ〜誤解が生まれるのかなと。
まぁマルチマイクでドラムをRecしたり、
スタジオで時間やお金の縛り無しでRecやMixをした経験ってのは、
やっぱ大きいなぁ〜とおもう今日この頃。
今抱えているMixが一段落したら、
前から作ってた自分のソロアルバムも進めるので、
そのMix工程を動画にして出そうかなと。
By,Otoya